libarms を利用するために必要な初期化処理について述べる。
libarms がLS,RS と通信するために必要な識別情報を、以下のAPI を用いて登録する必要がある。
API 名 | 登録する内容 | 解説 |
---|---|---|
arms_init() | Distribution-ID | 個体を識別するための128bit のID |
arms_register_cert() | SSL 証明書 | LS アクセスに用いるためのLS RootCA 証明書 |
arms_register_authkey() | LS-SA key | LS アクセスに用いるための個体識別用認証鍵文字列 |
arms_register_description() | description | 任意の文字列を登録可能 |
LS にアクセスするために必要なアドレス情報は予めlibarmsに組み込まれているため、オープンソース版libarmsでは、この手順は必要ない。
匿名PPPoE回線を利用する場合、IIJのフレッツアカウントオプションサービスを申し込んだ上、アカウント情報を暗号化して埋め込んだInitial-Configをlibarmsに読み込ませる必要がある。
Initial-Config のロードは以下のlibarms API を用いて行うことができる。 また、ビルドオプションを別途指定する必要がある。
API 名 | 解説 |
---|---|
arms_load_config() | Initial-Config を読み込み、libarms に渡す |