デモ環境 WebUI のカスタマイズ¶
デモ環境 WebUI の構成¶
デモ環境 WebUI は、RS-API ライブラリを元に作成された Web アプリケーションです。 ソースコードも SMF SDK に付属していますので、必要に応じてカスタマイズしたり新規にアプリケーションを構築する際の参考にすることができます。 本章では、デモ環境 WebUI の構成について解説します。
開発環境¶
デモ環境 WebUI は、以下の環境およびソフトウェアを用いて開発を行っています。カスタマイズを 行う際にも、基本的にはこれと同等の環境が必要になるとお考えください。
- JDK 6.0
Java SDK です。デモ環境 WebUI はすべて Java を用いて開発しています。
- Eclipse
フリーの Java 統合開発環境です。ローカル環境でのデバッグのため、WTP を利用できます。
- MySQL
データベースシステムです。
- Tomcat
ローカル環境でのテストのため、Tomcat を利用します。
ソースコード¶
デモ環境 WebUI のソースコードは、SMF SDK の"demo/rs-webui.zip" となります。 Eclipse のプロジェクトファイルをそのまま圧縮した形となりますので、Eclipse から直接 Import することが可能です。
フレームワーク¶
デモ環境 WebUI は、フレームワークとして"struts2" を利用しています。struts2 についての詳細は、 Web 等 (http://struts.apache.org/2.x/) を参考にしてください。
RS-API ライブラリの仕様について¶
デモ環境 WebUI は、「RS-API ライブラリで提供される各種機能を実行するための Web インターフェイス」であると言えます。 このため、RS-API ライブラリの仕様を把握することが WebUI の開発/カスタマイズを行う上で必須となります。 RS-API ライブラリの概要については「システム開発ガイド」を、 RS-API のリファレンス (Javadoc 形式) は rs-api-X.XX.zip に含まれるドキュメントを参考にしてください。
Web パッケージの作成¶
Eclipse で Import したプロジェクトから、直接 Web パッケージを作成することができます。 まず、build.properties.sample を適切に書き換え、build.properties というファイルにコピーした後、 Ant で”prepare-eclipse” をターゲットとして build を実行することで Web パッケージを作成する準備が整います。 次に"war" をターゲットとして build します。成功すると"rs-cli.war" というファイルが build ディレクトリ下に作成されます。
Web パッケージの配置¶
作成した Web パッケージは、RS の/var/service/smf/web/webapps/に配置します。 配置後、tomcat を再起動すると Web アプリケーションが更新されます。